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【生活習慣病とサヨナラ!】専門医が教える食事・運動の基本ルール

「健康診断で“要注意”と言われたけど、何から始めればいいかわからない…」
「運動や食事制限って長続きしないし…」
そんな悩みを抱えていませんか?

高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病は、薬だけで治す病気ではありません。
日々の食事や運動などの“暮らしの積み重ね”が症状の改善・予防のカギになります。

この記事では、専門医の視点から、生活習慣病と向き合うために今すぐ始められる食事と運動の基本ルールをわかりやすく解説します。


目次

1. なぜ生活習慣病は怖いのか?

生活習慣病とは、不適切な生活習慣が原因で発症・進行する慢性疾患の総称です。主なものには以下が挙げられます。

  • 高血圧
  • 2型糖尿病
  • 脂質異常症(高コレステロール・中性脂肪)
  • 高尿酸血症(痛風)
  • 肥満症

■ 放置するとどうなる?

これらは進行すると、以下のような重大な合併症を引き起こします。

  • 心筋梗塞・脳梗塞
  • 腎不全(人工透析が必要に)
  • 失明(糖尿病網膜症)
  • 認知症リスクの増加

つまり、「まだ症状がないから大丈夫」は最も危険な考え方なのです。


2. 食事の基本ルール:バランス・量・時間を見直す

生活習慣病の改善には、薬以上に毎日の食事の見直しが不可欠です。

✅ ① 減塩は最大の武器(特に高血圧)

  • 1日6g未満の塩分を目指す
  • 味付けは「酢・レモン・香辛料」で代用
  • 漬物・加工食品・インスタント食品は控えめに

✅ ② 糖質・脂質の“質と量”に気をつける

  • 白米より雑穀米・玄米・オートミールを選ぶ
  • 揚げ物・脂身の多い肉・バター・菓子パンは控える
  • 糖質カットより「血糖値の上がりにくい食べ方」が有効(食物繊維→タンパク質→炭水化物の順で食べる)

✅ ③ 食べるタイミングも重要

  • 夜遅い食事は血糖・中性脂肪が上がりやすい
  • 就寝2〜3時間前には食事を終える
  • 朝食を抜かず、1日3食を基本にする

3. 運動の基本ルール:まずは「毎日10分」から

運動といっても、いきなりスポーツジムに通ったり走ったりする必要はありません。
「少しずつ」「毎日」「継続」が最も大切です。

✅ ① 有酸素運動が生活習慣病に効く

  • ウォーキング・ジョギング・サイクリング・水中歩行など
  • 週3〜5日、1日30分を目標に
  • 心拍数が「ややきつい」と感じる程度がベスト

✅ ② 筋トレで基礎代謝を上げる

  • 自重スクワット・腹筋・腕立て伏せなど、1日5分でもOK
  • 週2〜3回で十分
  • 筋肉量が増えると、インスリン感受性も改善し、糖尿病の予防に◎

✅ ③ “ながら運動”でも効果あり

  • エレベーターではなく階段を使う
  • テレビを見ながらストレッチ
  • 通勤・買い物を徒歩や自転車にする

4. 専門医がすすめる“現実的な”生活改善5ヵ条

「理想論ではなく、無理なくできることから始めたい」
そんな方のために、専門医が実際に患者さんに伝えている、現実的な改善目標を5つご紹介します。

項目具体的な行動例
食事の見直し朝食は毎日食べる/週3回は野菜中心の夕食にする
減塩味噌汁は1日1杯まで/外食時はソースを半分残す
間食の工夫ポテチ→素焼きナッツ or ヨーグルトに置き換える
体重管理毎朝、同じ時間に体重を測る(1日1回でOK)
運動の習慣歩数アプリを活用し「1日+1000歩」を意識

5. よくある疑問・不安に答えます(Q&A)

Q1:お酒はやめなきゃダメですか?

→ 完全に禁酒でなくてもOK。ただし1日あたりアルコール20g以下が目安です(ビールなら中瓶1本まで)。

Q2:間食は絶対NG?

→ 極端な我慢はストレスになります。「量と質を見直す」ことが大切です。おすすめは、素焼きナッツ、寒天ゼリー、ゆで卵、チーズなど。

Q3:続かないタイプですがどうしたらいい?

→ 最初から完璧を目指さないこと。「週に3日だけ」「夕食だけ主食抜き」など、**“できることから始めて積み重ねる”**が続くコツです。


まとめ:生活習慣病は“暮らしの選択”で変えられる

薬を飲むだけで健康になれるわけではありません。
食事・運動・睡眠・ストレス管理――生活そのものが、最大の薬です。

そして、生活習慣病の怖さは“気づかないうちに進行すること”。
症状が出る前、検診で指摘された段階で対策を始めれば、十分に改善・予防が可能です。

今日から、あなたも「生活習慣病とサヨナラ」する第一歩を踏み出しませんか?

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